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【禁聞】WeChatも締め付けに テンセント株価下落

2014年08月13日

【新唐人2014年8月13日】中共当局は、インスタントメッセージ・サービスの利用者に対する実名登録の義務化やアカウント保有者が政治ニュースを掲載・転載する場合は事前に許可を取ることなど、新たな規制を発表しました。去年のマイクロブログから今年の微信(WeChat=ウィーチャット)まで、中共はネットの締め付けを強めています。これを受け、WeChatやQQを提供するテンセント(Tencent騰訊)は最近、株価が下落しています。

 

当局が8月7日に発表した規制によって、中国で人気のSNSの公式アカウントを持つ俳優や歌手、有名人は政治的ニュースを貼り付けたり転載したりすることができなくなります。

 

官製メディア「新華社」の報道によると、今後、ユーザーは登録の際、合意書に署名し、社会主義制度や国家利益および、ほかの原則を守ることを誓わなければなりません。

 

また、ユーザーは実名の使用が求められるうえ、調査にも通る必要があります。WeChatは2011年1月21日にサービスが始まりましたが、WeChatの提供企業・テンセントは7日、580万のアカウントのうち、すでに約400のアカウントを削除し。また、3000の書き込みがデマを広めたと発表しました。

 

イギリスの「フィナンシャル・タイムズ」によると、新たな規制が発表されたあと、WeChatとQQの提供企業、テンセントの株価は3・5パーセントも下落しました。

 

この規制について、中国のネット企業の先駆け、「馬甲文化伝播公司」の社長、羅渝さんは、今はまだアカウントだけが対象で、通常のチャットやグループチャットは対象外であると指摘します。また、アカウントはある意味、新たなメディアなので、今回の規制は、当局の検閲がWeChatのアカウントに移ったことを意味すると述べました。

 

例えば当局は、新聞からラジオ、テレビ、そしてウェブサイト、マイクロブログ、そして今回のWeChatまで、何十年も前からずっと検閲の範囲を拡大し続けています。

 

馬甲文化伝播公司 羅渝社長

「一貫した手段です。初期は新聞、次にラジオ。テレビと…新メディアが生まれるたびにこのように規制します。通常 新メディアの誕生後、2年ほどで締め付けます」

 

一方、北京のあるサッカークラブの経営者、孟雅春さんは、中共のスパイは、WeChatやQQなど、あらゆるグループに潜んでいるとし、当局は続いて、全面的な締め付けを行うだろうと予測しました。

 

北京のあるサッカークラブ・経営者 孟雅春さん

「WeChatでは多くのグループが解散させられ、アカウントを削除されました。今後 締め付けの頻度は増すでしょう。WeChatも攻撃するはずです。特にWeChatの有名人に対して、汚い手段でたたくでしょう。これは予見できることです」

 

孟さんは中共について、「水も漏らさぬほど社会を厳しく制御するが、時代はすでにネット時代に変わり、これまでのような鉄のカーテンの統治の仕方は通用しないし、もう国民をだませない」と指摘します。

 

さらに、「習近平と李克強は、時間や良知、民衆の進歩と競っているが、歴史に汚名を残さぬよう、正しい選択をしてほしい」と述べました。

 

今回の規制は中国国内のサービスが対象ですが、7月1日以来、海外のチャットアプリのサービスも遮断されています。当局によれば、アプリを利用したテロリストの扇動を防ぐためだそうです。遮断の対象になったのは、LINEやカカオトークです。これについて韓国当局は、「テロ対策として、海外のチャットサービスを遮断した」と中共から通知があったことを認めました。

 

北京のあるサッカークラブ・経営者 孟雅春さん

「中共を含め、強権体制は皆 愚かです。ズボンをはいていないのに、はいているフリをします。我々は慣れっこです。ツイッター 、フェイスブックも同じやり方で排除しています」

 

去年、当局がマイクロブログの新浪微博(シナ ウェイボー)に対して締め付けを行った後、ユーザー離れが起こり、新浪の株価は大きく変動しました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/11/a1129527.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/萩野 映像編集/李)

 

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